>「AさんがB駅からC駅へ線路沿いを時速6kmで歩いていると、500mごとに電車
>に抜かれ、300mごとに電車とすれちがった。電車の速さはいくらか。ただし、
>電車はB駅・C駅から等間隔に発車し、一定の速さで動いているとする」
解
電車の速度を X [km/h],電車の発車間隔を Y [h]とすると,
(0.5 / 6) X = XY + 0.5 (1)
XY = 0.3 + (0.3 / 6) X (2)
(1),(2) を解いて,X = 24 , Y = 0.0625
答.24 [km/h]
怖すぎAさんの数列は今日は第何項だろう。今日も1日中,同じ数字をノートに書き続けているのだろうか。
いや,途中で間違いに気づいたということは,きっと輪廻の輪から抜け出すことができたのだろう。つまりAさんは眼が開いて,解脱の境地に達したに違いない。
それまでAさんは,自分のしていることに無意識だった。それが,何かの拍子で数字を間違えた。
もしAさんの意識が低かったなら,間違えたまま数列を書き続け,自分が何をしているかもわからないままだっただろう。
しかし,Aさんは間違いに気づいた。Aさんはどうしただろうか。間違いを直して数字を書き続け,また無意識状態に戻っただろうか。
Aさんはそうしなかった。Aさんは気がついた。
数列が無限へと発散すること。いくら書き続けたとしても無限へは到達できないこと。
そして,自分が何をやっていたのか。自分は何なのか。
Aさんは全てを認識し,そして悟った。
辺りを見回したら,以前は全然気づかなかったのに,多くの人々がそれぞれ違った別の数列を書き続けていた。その人達は,まわりに誰か人がいることも知らないし,自分が何をやっているかもわかっていない。
Aさんはかわいそうに思った。かつての自分がそこにいる。あらためて,かつての自分はあんなだったのか,と思う。
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