4月8日(木)22:49

ゲージが正しく変化するようにした。あとは,2ボタンを押した時に正しくゲージが変化し,かつパワーアップするようにするだけだ。

ハイスコアも表示するようにした。

1P,残機数なども表示しなくてはならない。

GRA2_EX の曲は,エンディング後のスタッフロールにでも使おう,と思ったが,無限ループで,ちょっと明る過ぎるというか騒がしいので,どうだろう。

ロールなどに使われる曲は,寂しい曲と相場が決まっている。アニメのエンディングテーマのあの哀愁。ガンダムしかり,銀河鉄道999しかり,宇宙戦艦ヤマトしかり。

今日は,ゴータマ・シッダールタが生まれたとされている日だ。お釈迦様の誕生日。一切皆苦。諸行無常。

舎利子

色不異空 空不異色

色即是空 空即是色

受想行識亦復如是

シャーリプトラよ。この世においては,物質的現象には実体がないのであり,実体がないからこそ,物質的現象で(あり得るので)ある。

実体がないといっても,それは物質的現象を離れてはいない。また,物質的現象は,実体がないことを離れて物質的現象であるのではない。

(このようにして)およそ物質的現象というものは,すべて,実体がないことである。およそ実体がないということは,物質的現象なのである。

これと同じように,感覚も,意志も,知識も,すべて実体がないのである。

この世の全てには実体がない。実体がないということは,仮想的なものだということだ。

最近,仮想現実の技術がどんどん進歩している。このまま進歩したら,必ず現実と区別がつかないようになるに違いない。ということは,もしかしたら我々が現実と思っているものは,仮想現実かもしれないわけだ。

第5回CGAコンテストのグランプリ作品「SWORD2」のラストで,物語が仮想現実の中の話だったことがわかる。非常にかっこいい。全体としての出来はあまり評価できないが,ラストはよかった。

般若心経に記されている知恵と,仮想現実。これはどう見ても一致しているように思う。

仮想現実を進歩させ,現実と区別がつかないようにし,そこで一生を体験できるようにする。きっとその仮想現実の中でも,もう1段下のさらなる仮想現実を作ろうとするだろう。

こうして,無限の入れ子がつくられていく。ロシアのマトリョーシカだ。人形を開けると中に人形がいる。またその中に人形が。

第n仮想現実,などと考えると,我々の世界は末項なのだろうか。末項であっても,初項たりえる。kの時に成立し,k+1の時に成立する。かくして数学的帰納法により,この世界観は証明された。

一番上(上って正確じゃないが)の世界が,本当の実体の世界なのかどうか。仮想現実で遊ぶのはやめて,現実に戻った時,自分はどんな自分だろう。

そう。死とはそういうことだ。ログオフすることなのだ。何も恐れることはない。一段上の世界に戻るだけだ。その世界も仮想世界だろう。そこで死ねばまた一段上に戻る。我々はほとんど不死人だ。P.K.ディックが『ヴァリス』に記したように。

コメント

“4月8日(木)22:49” への1件のコメント

  1. 電車男。のアバター
    電車男。

    勿論デジモンシリーズのアニメのエンディングの曲も寂しいですよ。

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